- コラム
【豊前市】キッチン食洗器の選び方|浅型・深型・フロントオープンを徹底比較|ハピアスリフォーム
豊前市にお住まいの皆さま、こんにちは。ハピアスリフォームのブログをご覧いただきありがとうございます。
毎日の家事の中でも特に時間と手間がかかる「食器洗い」。その負担を大きく減らしてくれる設備として、食洗器(食器洗い乾燥機)が近年改めて注目されています。共働き世帯の増加や家事の効率化のニーズから、新築はもちろん、既存のキッチンに後付けで食洗器を導入されるご家庭も増えています。
しかし、食洗器には「浅型」「深型」「フロントオープン」といったタイプがあり、それぞれに特徴が異なります。また、食洗器単体の交換が可能なケースもあれば、キッチン本体の仕様の関係で交換が難しいケースもあります。
そこで本記事では、豊前市で食洗器の交換・導入を検討されている方に向け、各タイプのメリット・デメリットを整理しながら、交換時の注意点までを分かりやすく解説していきます。
ぜひ、ご自宅のキッチンに最適な食洗器選びの参考にしていただければ幸いです。
■1. 食洗器は大きく3タイプ
キッチンに内蔵するビルトイン食洗器は、現在大きく以下の3タイプに分類できます。
-
浅型タイプ(スライドオープン)
-
深型タイプ(スライドオープン)
-
フロントオープンタイプ(観音開き)
豊前市のご相談でも、この3タイプの違いが分かりにくいと感じられる方が多い印象です。ここからは、それぞれの特徴を詳しくご紹介します。
■2. 浅型タイプのメリット・デメリット
●メリット
-
導入しやすく、既存キッチンで対応できるケースが多い
浅型は一般的なキッチンに広く普及しているサイズで、交換・新規設置のどちらでも対応できることが多いタイプです。 -
スピーディーな洗浄時間
容量が深型より小さいため、標準コースの洗浄時間が比較的短い機種が多く、日常的に使いやすいのが魅力です。 -
コストが比較的抑えられる
本体価格が深型やフロントオープンよりも低めで、費用を抑えて導入したい方に向いています。
●デメリット
-
容量が限られる
鍋、大皿、フライパンなどの大物が入りにくいことがあり、手洗いとの併用が必要になる場合があります。 -
乾燥性能が弱い機種もある
浅型はヒーター乾燥のみの機種もあり、最新の「送風乾燥・扉自動開閉」タイプより乾燥度合いが劣ることがあります。
●浅型が向いている人
・1〜3人家族
・毎日少量を回したい
・費用を抑えたい
・既存キッチンに大きな変更を加えず交換したい
■3. 深型タイプのメリット・デメリット
●メリット
-
大容量で鍋・フライパンも入る
深さがあるため調理器具もまとめて洗えることが多く、ファミリー層に人気のタイプです。 -
高性能モデルが多い
各社が上位モデルとして位置づけているため、
・節水性能
・洗浄力
・乾燥性能
・静音性
などが充実しています。 -
まとめ洗いに最適
忙しいご家庭でも、一度に食器をまとめて洗えるため効率的です。
●デメリット
-
既存キッチンに入らない場合がある
深型は高さ・奥行が浅型より大きいため、
・キッチン内部の構造
・配管位置
・スライド収納の干渉
などによっては交換できないケースがあります。 -
浅型より価格が高い
本体価格・施工費ともに浅型より高めです。
●深型が向いている人
・3〜5人以上のご家庭
・鍋やフライパンも食洗器で洗いたい
・性能重視
・深型に対応したキッチンにお住まいの方
■4. フロントオープンタイプのメリット・デメリット
海外製のイメージですが、国産メーカーでも近年採用が増えてきました。
●メリット
-
業務用に近い圧倒的大容量
食器や鍋だけでなく調理器具まで大量に入るため、
・大家族
・料理の頻度が多いご家庭
に最適です。 -
ラックが引き出せて作業効率が高い
扉を手前に開く「観音開き」構造で、ラックを出し入れしながら食器を置きやすい仕様です。 -
洗浄力が高い機種が多い
上下段にノズルが設置されているモデルもあり、洗い残しが少ないのが特徴です。
●デメリット
-
導入できるキッチンが限られる
フロントオープンは浅型・深型と構造が異なるため、
・キッチンがそもそも対応していない
・扉材の互換性がない
・スペースが足りない
といった理由で設置が難しいケースが多々あります。 -
本体価格が高め
海外モデルは特に価格帯が高く、メンテナンス費用も高額になることが多いです。
●フロントオープンが向いている人
・調理が多く大容量が必要
・高性能モデルを求めたい
・対応したキッチンに住んでいる、またはキッチンごとリフォーム予定
■5. 食洗器だけの交換ができないケースもある
これは非常に重要なポイントです。
豊前市のご相談でも、
「今ついている食洗器が古いから交換したい」
というお問い合わせが多いのですが、実際に点検してみると以下の理由で交換ができないケースがあります。
●交換不可になる主な理由
-
キッチン自体が深型・フロントオープンに非対応
キッチンメーカーによって、内部の補強フレームや寸法が異なるため、別タイプへの変更が難しいことがあります。 -
配管位置が合わない
水の給排水位置が合わず、食洗器だけの交換が不可能なケースがあります。 -
電気容量の不足
古い住宅では食洗器対応の電源が準備されていないことがあり、専用回路の工事が必要となります。 -
既存の扉材を再利用できない
メーカー廃番などで扉材の互換がなく、見た目が合わないことがあります。 -
既存キッチンの寿命が近い
キッチン本体の劣化が進んでいる場合、食洗器のみ新品に交換すると不具合の原因になることもあります。
●解決策
・食洗器単体交換
・キッチン部分的な変更
・キッチン本体ごとリフォーム
ハピアスリフォームでは、現場確認のうえ最適な方法をご案内しています。
■6. 設置時に重要となる通路幅について
食洗器を快適に使うためには、本体の大きさだけでなくキッチンの通路幅が非常に重要です。特にスライドオープンタイプ(浅型・深型)の場合、ドアを手前に引き出すため、十分なスペースが確保できないと日常の使い勝手が大きく低下します。
また、通路幅が狭いと
・扉が人にぶつかる
・引き出しづらくストレスになる
・家事動線が悪くなり、作業効率が大きく下がる
などの問題が起きやすいため、必ず事前に確認しておく必要があります。

●一般的に推奨される通路幅
-
最小:90cm
→ 扉を開けて作業は可能だが、やや窮屈。 -
推奨:100〜110cm以上
→ 扉を開けても通行しやすく、複数人で調理する家庭でも快適。 -
フロントオープンの場合:110〜120cm以上が理想
→ 扉が大きく開き、ラックの出し入れがあるため広めの通路幅が必要。
●通路幅の現地確認が必要な理由
図面上では十分でも、
・横の収納の取手
・冷蔵庫の出っ張り
・壁の厚み
などによって、実際の可動範囲が狭くなるケースがあります。
日常生活のストレスを避けるためにも、通路幅の確認は重要なチェックポイントです。
■7. 食洗器を選ぶ際にチェックすべきポイント
-
家族構成・食器の量
-
料理の頻度
-
キッチンの対応タイプ
-
設置可能サイズの計測
-
ランニングコスト(節水・電気代)
-
乾燥方式(ヒーター・送風・自動開放)
-
希望のメーカー(Panasonic・リンナイなど)

これらを事前に押さえることで、理想に近い食洗器を選ぶことができます。
■8. まとめ
ここまで、浅型・深型・フロントオープンの違いと、それぞれのメリット・デメリットをご紹介しました。
食洗器は「どのタイプが良いか」以上に、「ご自宅のキッチンに取り付けられるか」が重要なポイントになります。特に深型やフロントオープンは、キッチンの構造によっては設置が難しい場合もありますので、専門業者による現地調査がおすすめです。
水廻りのショールーム、ハピアスリフォームでは、
・現地確認
・設置可能タイプの診断
・費用見積もり
を無料で行っております。
「浅型から深型に替えたい」「食洗器の調子が悪い」「交換できるかだけ知りたい」など、どのような相談でもお気軽にお問い合わせください。
皆さまのキッチンがより快適で、家事が楽になるお手伝いをさせていただきます。
【LIXIL公式】
出典:LIXIL「ビルトイン食器洗い乾燥機」https://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/richelle/parts/parts06/
【Panasonic公式】
出典:Panasonic「ビルトイン食器洗い機」https://sumai.panasonic.jp/dishwasher/
【TOTO(TOTO公式サイト)】
出典:TOTO「ビルトイン食器洗い乾燥機」https://jp.toto.com/pages/products/kosodateecohome/kitchen/dishwasher/
【タカラスタンダード公式】
出典:タカラスタンダード「ビルトイン食器洗い乾燥機」https://www.takara-standard.co.jp/product/system_kitchen/dishwasher/
【クリナップ公式】
出典:クリナップ「ビルトイン食器洗い乾燥機」https://cleanup.jp/online-showroom/event/kt/mizumawari/deep_dishes/
【リンナイ公式の例】
出典:Rinnai「ビルトイン食器洗い乾燥機」https://rinnai.jp/lp/dishwasher/
【ミーレ(Miele)公式の例】
出典:Miele Japan「食器洗い機」https://life.miele.co.jp/builtinguide/
・